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元気の出るおいしい食材

ブロッコリー

 原産地はイタリアを中心とする地中海沿岸。日本には同じ種類の野菜であるカリフラワーとともに明治時代の初期にやってきました。当初はカリフラワーの方がよく食べられていましたが、現在ではブロッコリーの消費量が圧倒的に多くなりました。ブロッコリーは、つぼみの集まり「花蕾(からい)」と茎を食べますが、とくに花蕾の部分には、ガン予防、風邪予防に欠かせないビタミンCがレモンの2倍、じゃがいもの7倍も含まれています。100g食べると1日の摂取量 がまかなえると言われているほど、ビタミンCが豊富。塩分の中に入っているナトリウムの害作用を抑え、体外に排泄する働きがあるカリウムを多く含むため、血糖値を正常に保つ効果が期待できます。皮膚や粘膜の抵抗力を強めるカロチンと、しみやそばかすに有効なビタミンCによって、美肌効果もあるようです。ほかにもビタミンB2、カルシウム、食物繊維も多い。また、柔らかい茎には、花蕾よりも豊富なビタミンA、Cが含まれています。キャベツの変種であるブロッコリーは、緑黄色野菜の代表選手と言えるでしょう。

ブロッコリーについて

食べ方 茹でたり、揚げたり、炒めたり、煮込んだり
調理法 サッと茹でてから調理すると栄養価が逃げない。とくに、ビタミンCの損失を少なくするには、子房に分け、塩をふってから茹でる
主な成分 ビタミンA・C・B2・カリウム、食物繊維など
主な作用 健胃、健腸、ガン予防、風邪予防、美肌、糖尿病など
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