悪性新生物
悪性腫瘍の別の呼び名。細胞が何らかの原因で変異して増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊するのが腫瘍で、がんや肉腫が該当します。正常の細胞の中には、がん発生を促進させるがん遺伝子と、がん発生を抑制するがん抑制遺伝子があり、発がん物質、ウイルス感染、放射線照射、紫外線などの外部からの刺激によって、がん遺伝子の働きが強くなり、逆にがん抑制遺伝子の働きが弱くなって発生すると考えられています。悪性新生物は、日本人の死因の第1位で約30%を占めています。
(「免疫」の項目参照)