監修:産業栄養指導者会理事
(管理栄養士)本間 鄙子先生
(管理栄養士)本間 鄙子先生
肥満度はBMIで判定
肥満を測定する方法はいくつかありますが、国際的にはBMI(Body Mass Index/体格指数)が指標として用いられています。標準体重の場合BMIは22で、25以上で肥満症とされ、肥満の程度によって肥満1度から肥満4度まで判定されます。また、18.5以下ではやせすぎと診断されます。BMIは男女とも同じ計算で割り出しますが、女性はもともと男性よりも10%ほど脂肪の割合が多いため、女性にとって不利な数値が出やすくなっています。
手軽な肥満度チェック法
最近では、体脂肪を測定できるヘルスメーターや体脂肪測定器なども普及してきました。これを使えば簡単に体脂肪率を知ることができます。体脂肪率では次のように肥満を判定します。
【体脂肪率】
※高血圧症や糖尿病、喫煙習慣など、動脈硬化の危険因子が他にもある場合は、診断基準が厳しくなります。
標準 | 太りすぎ | 肥満 | |
男性 | 16〜21% | 22〜24% | 25%以上 |
女性 | 20〜25% | 26〜29% | 30%以上 |
ウエストサイズによる判定
日本肥満学会では、簡単な肥満判定法として、ウエスト周囲径(へそ周囲径)で推定する方法も採用しています。この方法による判定は次の通りです。
【肥満と推定されるウエスト周囲径(へそ周囲径)】
男性 | 85cm以上 |
女性 | 90cm以上 |